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歌うたいtocoの音の輪・言の葉エッセイ。テーマは、音楽。
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イタチのきもち Vol. 4

2009.04.27
ななの大切な日課は、家中の探検(パトロール)。放牧中、目新しいものは決して見逃さない。買い物袋、客人のカバン、そして届いたばかりの宅急便の箱を見付けると、すかさず中身を確認。とても集中力のある仕事ぶりで、その後ろ姿からは『チェックしなくちゃ!』という心の声が聞こえて来るようだった。
nana_bag

☆『チェックしなくちゃ!』☆

そんなななの自由な散歩には、少し困ることもある。家の中には、ななが入り込むとキケンな場所もあり、わたしたちはななが入らないようにバリケードを張っていた。

けれど、布を張っても、柵を置いても、隙間を埋めても、知恵と勇気とド根性で突破され、ななの侵入を完全に防ぐことは難しかった。まさにイタチがえし。大抵の試みは人間側の敗北に終わり、結局、どうしても入られたくないエリアに続く部屋の扉を、しっかりと閉めておくしかなかった。

ななは、禁止されている場所への侵入を見つかると、明らかに『ぎくっ』とする。「なな、だめよ」と言うと、『入ろうとなんかしてないもん』という風に、そそくさと逃げる。そして、後でこっそり戻ってきては、必ず侵入するのだった。

ある日、誰もいないはずの和室の襖が、突如ガバッ!と開いた。すわ、ポルターガイストかと息をのみ、夫と顔を見合わせ、大混乱の頭でその襖を凝視した。すると、襖の下にはなながいた。ななはいつの間にか、爪さえかかれば、ぴたりと閉まった引き戸も開けられるようになっていた。

ドアも軽いものなら開けられる。押して開くものは体当たりで開け、手前に開くものは、下の角をくわえるか爪をかけるかして、器用に手前に引いて開けてしまう。たった1Kgの小さな体で、意外なほどの力もち。いつの間にか、ななは家中のほとんどの扉を開けられるようになっていた。

なながいたとき、我が家は大掃除で家具を動かしても、あまり埃が出なかった。放牧中のななが、家具の裏からふわっとホコリを連れて出て来ると、天然のモップだねと言って、家族で笑った。

nana_studio

☆何度となくやぶられたスタジオのバリケード(画面下のすのこ)。この場所とソファー下の収納スペースへの侵入阻止は、至難の業だった☆

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