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toco's オトノワ コトノハ

歌うたいtocoの音の輪・言の葉エッセイ。テーマは、音楽。
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イタチのきもち Vol. 3

2009.04.26
遊んでいる最中にコトリと寝てしまうフェレットも多いらしい。けれど、ななが遊びの途中で眠ることは決してない。見ている人間が疲れるまで、高速で走り回っていたずらをするので、いつか落ち着いた大人のフェレットになるのだろうか?と疑問に思っていた。あるフェレット使いの人が「2年もすると大分落ち着きますよ」と言っていたけれど、2年たっても、3年たっても、ななが「落ち着く」気配はなかった。
ベビーの頃から、目にもとまらぬ速さでフローリングの床を疾走しては、狭いテレビの下に、シュターッ!と滑り込んでいた。少し大きくなってお尻がひっかかり、さすがにシュターッ!とはいかなくなっても、やっぱり元気に部屋中を走り回る。機嫌のいい日は「クックックック♪」と鼻を鳴らして、スキップの足取りで散歩した。

ソファーで飛び跳ねたり、人間とプロレスごっこで遊ぶのが大好き。ときには興奮して甘噛みがきつくなることも。そんなときは「なな、痛いよう」と言うと、すぐに離して『ごめんね』という風に、ペロペロと舐めてくれた。

nana_area rug

☆ラグマットの下も探索中☆

追いかけっこでは、陽動(ようどう)作戦が大得意。小さな隙間に入り込み、奥でわざと大きな音をたて、そこにいると思わせる。音につられた人間が隙間をのぞき込んでいる間に、別のルートからこっそりとぬけだす。まだ隙間を覗き込む人間の背後から、トスッと飛び蹴りをして、だだだーっと逃げていくこともあった。人に慣れたフェレットでもこの調子なら、ウサギを追う野生のイタチは、さぞ巧みに狩りをすることだろう、といつも関心させられた。

ところで、イタチの知恵には、なかなか驚かされるものがある。あるときこんなことがあった。ななの爪切りが終わって後片付けをしていると、ケージに戻したななの熱い視線を感じた。ななは爪切りが嫌い。わたしは、うらめしそうなななの視線を気にしながら、ハサミを蓋付きのカンにしまった。そして少し考えて、その缶をななの手の届かない棚の上にしまうことにした。ななはその様子をじっと見ていた。

その数日後、放牧中のなながコソコソ歩いているところを捕まえると、爪切りバサミをくわえていた。ハサミは、人間の目につかないテレビの下に押し込まれるところだった。わざわざ目に付かない場所にしまったのに、ななはその場所をよく覚えていて、カンの蓋を器用に開け、二度と爪切りされないように、ハサミを隠そうとしていたのだ。ハサミは危うく、長い間葬り去られるところだった。

nana_wink

☆ウィンク!☆

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